オリジナル対戦型カードゲーム『Arcane -Eclipse-』の頒布をしました!
去る11月2日、3日に東京ビッグサイトで行われた『DESIGN FESTA VOL38』にて、Kawazメンバーが中心になって制作した、カードゲーム、『Arcane -Eclipse-』 が頒布されました。
当日のイベントの様子
どんなカード?
総勢25名のイラストレーターが、神話を初めとした様々なモチーフのイラストをカード化しました。
また、各カードには裏表に「太陽」と「月」2つのプレイヤーのモチーフが描かれており、絵柄の総数は総計72種類にも及びます。
ゲームのルールは?
『Arcane -Eclipse-』は鑑賞するだけでなく、対戦ゲームとしても完成度が高い物に仕上がっています。
対戦ゲームのルールとして『ファイナルファンタジーⅧ』のミニゲーム、『トリプルトライアード』に着想を受け、似たようなルールを採用されています。
ゲームの目的
3*3の9マスのプレイシート上に交互にカードを出していきます。カード右上に描かれている数字により、隣接したカードとバトルを行い、勝利したカードを裏返して自分の手札にすることができます。
プレイシートが埋まった時点で、過半数以上を自分の手札にしたプレイヤーの勝利。シンプルルールでサクサク遊べます。
バトルについて
基本ルールは右上に書かれている隣接した数字を比較し、数字が大きなカードが勝者となります。負けたカードは、裏返され、相手の持ち札となります。
ゲーム終了時に、カードを多く集めたプレイヤーの勝ち。
特殊ルール
数字の強弱だけではなく、同じ属性のカードを固めて数値をプラスする「ウォークライ」、連続して複数のカードをひっくり返す「アンブッシュ」など、全4つの特殊ルールの把握が勝負のカギになります。
詳しくはこの記事を参照してください。
遊んでみた感想は
本稿筆者が遊んでみました。
まず第一にカードの数値合計は、だいたいどれも同じになるように調整されているので、カードが隣接し得ない、マップ端や4隅に小さな値が来るように配置していくのが基本戦略。
一見すると、9枚のカードを置いていくだけのシンプルなゲームなのですが、慣れれば慣れるほど、戦略性の奥深さに唸らされました。
特に特殊コンボの「アンブッシュ」によって一発逆転も容易で、多くのカードが毎ターン奪い合われるというダイナミックな勝負が展開されます。そのため、常に相手の次の手を考慮し続けなければなりません。
相手プレイヤーの手札は公開情報なので、上級者同士の対戦になると、相手プレイヤーの手札を見て、最善手を考える戦略が非常に重要になってきそうです。
最適なカードの置き方を考えるためにプレイヤーの実力差が現れる一方で、最初の持ち札5枚の組み合わせ、という運要素を持ち合わせており、運を実力で制御していく、ポーカーのようなテクニカルなゲームに仕上がっています。
購入したい方は?
12月30日の『コミックマーケット 85』2日目、東I 36-a 「イタドリマニア」にて再度頒布されます。
1000円の基本セットの他、対戦用の2セットと特典のついたEclipseセット(2000円)が頒布されます。
ご興味のある方は是非ともお買い求めください。
また、Kawazメンバーによるデジタルゲーム版の開発も予定されています。お楽しみに!