秋の大型連休? ゲームジャムだ!
こんにちは、今年も残り少なくなりましたね。プログラマの @miioです。
今年のシルバーウィーク、皆さんはどのように過ごしましたか?
Kawazでは「大型連休? ゲーム製作チャンスだ!」ということで、有志でゲームジャムを行いました。
ゲームジャムとは
「ゲームジャム」を知らない方のためにざっと説明すると、
- 短い期間(大体24時間~72時間)を使い、一本のゲームを作る
- 即席のチームが組まれることが多いが、一人チームの場合もある
- あるテーマが提示されるので、それに基づいた内容のゲームを作る
- ゲームはプロトタイプでOK
といったものです。
大規模なモノだと、全世界同じテーマ・48時間でゲームを作る「GlobalGameJam」、オンライン上で72時間かけハイレベルな作品が揃う「Ludum Dare」などがあります。
今回はKawaz内だけで、9/19(土)から9/23(水)にかけて行いました。
今回のテーマは?
- イカ
- 秋の夜なべ
- 迷路
この3つを組み合わせる or どれか というカタチです。
チーム構成
チームは大きくわけて下記の通り
cocos2d-xチーム
C++で記述するゲームフレームワーク「cocos2d-x」を使用します。プログラマ1人、グラフィッカ2人。
Unityチーム
言わずと知れた「Unity」を使うチームです。
プログラマ・グラフィッカー・コンポーザー各1人ずつ。
XNAチーム
かつてMicrosoft社が提供していた、C#向けゲームフレームワーク「XNA」を使います。
プログラマ・グラフィッカー・コンポーザ-・プランナー各一人ずつ。
Unity 3Dゲームチーム
Unityを使って3Dゲームを作ります。ここは1人チーム。
MMFチーム
プログラミング不要でゲームが作れるツール「インディゲームクリエイター」を使います。
ここは2人チーム
「みるみら」移植プロジェクト
2014年にKawazから出したパズルゲーム「みるみら」を、cocos2d-xに移植しようというチームです。
ゲームジャムとはあまり関係ありませんが、フリーダムにゆるくやるのがこのゲームジャムのモットー。
出来たゲーム
無事に4本のゲームがカタチになりました。
どれも、ゲームジャム終了後も開発が続けられ、正式にリリースする予定です。
リリースの際はこのブログでお知らせします!
Miesch’s Jewel
cocos2d-xチームの作品です。
海底洞窟に住むミーシュは病に侵されてしまう。が、ヴァクアーに助けられて何か恩返しできないかと考える。 そこで海底の石をまぜ、きれいなものをプレゼントすることに...
iOSでリリース予定。
残業ゲー(仮称)
Unityチームの作品です。
残業をこなしつつ、愛する妻へのご機嫌をとらないといけません。しかし、上司に見つかると.....
こちらもiOSでリリース予定。
イカP 1on1 ~対戦!パズルめいろ~
XNAチームの作品。
イカとタコが迷路パズルを解いて得点を競います。アイテムを駆使して攻略していきましょう。負けてしまうと食べられてしまう!!
Windowsにてリリース予定。
みるみらミニ
「みるみら」移植プロジェクトによるもの。
「MonoGame」というゲーム製作フレームワークで作られていた「みるみら」を、cocos2d-xに移植したものです。
グラフィックやサウンドも、どこか懐かしさを感じさせる作りにしています。
今後について
今月末をリリース目標として平日の空き時間や土日にブラッシュアップを進めています。
先日のKawazミーティングではお互いのゲームに対しての意見出しも行われました。
リリースできましたら、このブログで紹介していきたいと思います!
デジゲー博2015にKawaz内のプロジェクトが参加します
11/15(日)に秋葉原UDX2階 アキバ・スクエアで開催される、同人&インディーゲームオンリーイベント「デジゲー博2015」にてKawazで開発中のゲームを展示・頒布します!
デジゲー博 同人&インディーゲームオンリー展示・即売会
http://digigame-expo.org/
昨年に引き続き、今回は2つのプロジェクトが参加します。
寿司をぶつけて、ゾンビを破裂させろ! 「ゾンビ寿司」
寿司を握ってゾンビを倒せ!
この広報ブログでも紹介した、ゾンビ系ファーストパーソン寿司シューティングゲーム。
配置場所 E-22a
出展者:@surpenter
思い出を辿り、日常を取り戻す 「レイチェル」
本文中に出てきたキーワードを拾い集め、殺害されてしまった恋人「レイチェル」との想い出を辿りながら様々な謎の真相に迫っていく、ノベルアドベンチャーゲーム。
Windows向けの体験版を頒布予定。
配置場所 E-22b
「E-22a」と「E-22b」の合体ブースでお待ちしております!
一体どんなディスプレイにしようか、今から頭を悩ませているところです。 当日は「E-22a」と「E-22b」でお会いしましょう!
ゾンビ系ファーストパーソン寿司シューター?!「ゾンビ寿司」をリリースしました。
去年(2014)の冬から始まった「Kawaz冬のゲーム製作祭り」。
そこから発足したプロジェクトの一つ「ゾンビ寿司」がリリースしました!
なかなか禍々しいイメージ画像と、「ゾンビ」と「寿司」という不思議な取り合わせ。
一体どんなゲームなのか期待が高まります。
ジャンルはゾンビ系ファーストパーソン寿司シューター?!
説明文には「ゾンビに寿司をぶつけて破裂させるゲームです。」とあり、どんなゲームか謎が深まります。
操作方法は一般的なFPSゲームと同じです。
・移動 前進:Wキー 後退:Sキー 左移動:Aキー 右移動:Dキー
・視点変更 マウス移動
・寿司を投げる マグロ:左クリック イクラ:右クリック
・黄金マグロ Rキー
・コンフィグ切替え Escapeキー
こんな感じで、ゲームを始めてみます。
廃墟と化した寿司屋の床からおもむろにゾンビが登場!!
ゾンビはどんどん湧いてきます。
思ったよりこわい!!
ゾンビは寿司を投げると破裂します。
こんな感じでゾンビを倒していきましょう。
また、ゾンビは寿司を食べるので、食べている間に近づくとナイフで倒す事も出来ます。
寿司に群がっているゾンビを一気に倒す事もできるので、遠距離攻撃と合わせると戦略の幅が広がります。
そうこうしているうちに寿司は直ぐになくなってしまいますが、カウンターの前に立てばこのように寿司を握れます。
寿司を握りつつ、ズバズバ敵を倒していきましょう。
ゾンビは4種類おり、スピードが早かったり防御力が高かったりそれそれ特性があるので注意が必要です。
油断すると襲われてしまいます。
お寿司にも種類が!!
板前が投げれるお寿司はマグロだけではありません。
イクラも投げれます!
イクラは発射後、一定時間が経過すると爆発して付近のゾンビを破裂させます。
3発しかないので、使いどころに注意していきたいですね。
そして、イクラ、マグロのほかにも黄金マグロも投げることが出来ます。
黄金マグロはほとんどのゾンビを一撃で破裂させることが出来る最強アイテムです。
これらの寿司を上手く使いながら、最強の板前になりましょう!
ダウンロードはこちらから!
皆さんもぜひ一度板前となって、襲い掛かってくるゾンビを倒してみてください!
出展情報
デジゲー博2015への出展が決定しました!
ゾンビ寿司は「E-22a」にて展示しているので是非お立ち寄りください!
動作環境
OS:Windows XP 以上 グラフィックスカード:DirectX9 相当(シェーダーモデル 2.0)の性能を持つカード CPU:SSE2 拡張命令セットに対応するもの
このゲームはUnity3Dを使って制作しています。 詳細な動作環境は以下のリンク先に記載されている「Unityゲームの実行用」をご確認ください。
https://unity3d.com/jp/unity/system-requirements
スタッフ
白黒りりー @lyrica09
ノベルアプリ「かはづ拾遺集弐 第92回古池高校文化祭」をリリースしました
このたび、「かはづ拾遺集弐 第92回古池高校文化祭」というノベルアプリをリリースしました!
Windows上で動作し、こちらからダウンロードできます。
「ノベルアプリ」は、BGMと挿絵のついた小説集です。
ゲームではありませんが、「シェアード・ワールド」をした小説を、リッチな形で読むことができます。
「シェアード・ワールド」とは
Wikipediaやピクシブ百科事典に詳細が記載されていますが、小説や漫画などで複数人の著者が一つの世界観・世界設定で作品を作り上げることです。
「かはづ拾遺集弐 第92回古池高校文化祭」では、複数人のライターが「とある高校の文化祭で起こった出来事」を舞台として小説を書きました。
このようにして、各ライターごとに登場人物の学年が異なっています。
@a_tubaki……1年生の生徒が主役
@tunacook……2年生の生徒が主役
@lyrica09……3年生の生徒が主役
たった一年ずつの違いではあれど、高校生の一年は長く、考えることもそれぞれ違うもの。各学年の登場人物たちはどのような思いを秘めているのでしょうか?
それぞれの小説について紹介とあらすじ
@a_tubaki著「背中合わせのディスタンス」
イラスト:@mishima_
友達というには濃く、恋人というには足りない関係の荒木真二(あらき しんじ)と雛形凉子(ひながた りょうこ)。
微妙な関係を保っていた二人だが、文化祭の日に変化が訪れる。
@tunacook著「君は優しきクラスの女王」
イラスト:@shishou444
文化祭で行うライブに向けて、小鳥遊健斗(たかなし けんと)は高揚していた。
クラス内ヒエラルキーの最上位に立つ堂林あかねは、彼をクラスで行うパフォーマンスに引き込もうとするが、健斗はまったくその気がない様子。
しかしライブ直前になってハプニングが起こる。
@lyrica09著「オレンジ・サッカーボール」
イラスト:@le_c0
その女子サッカーの試合は、泉和(いずみ のどか)の高校生活最後の試合だった。 敗退という形で引退せざるを得なくなった彼女は虚無感に苛まれる日々を送っていたが、担任である海先生からある提案を持ちかけられる。
iOS版近日配信予定!
今はWindowsのみでの配信ですが、iOSで動くよう準備中です。
スタッフ
小説執筆
イラスト
音楽
スクリプト
デジゲー博にKawazで開発中の3作品を出展します!
11月16日に秋葉原UDX2階 アキバ・スクエアで開催される同人&インディーゲームオンリーイベント、デジゲー博2014にて「Kawaz」として「E-12ab」のブースで三つのゲームを展示を行います。
デジゲー博2014
みるみら
現在PlayStation Mobileにて絶賛配信中の「みるみら」、今回デジゲー博でもプレイして頂けます!
詳しくは前回の記事をご参照ください。
PlayStationMobile向けゲーム「みるみら」をリリースしました。 - Kawaz広報ブログ
透明探偵
現在製作中のADVゲーム2015年春頃にリリース予定の「透明探偵」、デジゲー博にて初公開です!
呪いによって透明になってしまった探偵が、助手の力を借りながら様々な事件を解決していきます。 プレイヤーは探偵の立場になり、透明な立場から事件を見渡し、コメント入力や調査の支持を行い助手に事件を解決させていきます。
今回は一話のダイジェスト版の公開です。 冒頭部分のみではありますが、少しだけプレイして頂くことも可能です。
プラットフォームは現在はWindows向けに製作中です。
詳しくはこちらをご覧ください。
再生のカーネル(仮)
こちら再生のカーネル(仮)も現在製作中のゲームです。
自作OSを作ることが趣味の引きこもり大学生の元に、ある日突然CD-ROM入った一通の封筒が送られてきた。 それをインストールしてみると、画面の中に女の子が現れて…?
Androidスマートフォン・タブレットというプラットホームを活かした「触って」「読む」新感覚のノベルゲームです。 今回の展示で実際にAndroid端末で触って頂くことも可能です。
2015年春ごろをリリース予定として開発しています。
こちらも、デジゲー博にて初公開です!
デジゲー博2014「E-12ab」ブース
11月16日に「秋葉原UDX2階 イベントスペースAKIBA_SQUARE」にてデジゲー博2014開催しております。
デジゲー博お立ち寄りの際には是非「Kawaz E-12ab」にもいらしてください。
一般参加の場合、入場券代わりに一人1部のカタログの購入が必要です。
当日購入も可能ですが、事前購入も可能なので詳しくはデジゲー博公式ページをご覧ください。
白黒りりー @indigoo_blue
PlayStationMobile向けゲーム「みるみら」をリリースしました。
Kawazメンバーからも所属している「Team MiruMirror」が、PlayStation Mobileというプラットフォームにて、
PSVita、PSVitaTV向け2Dアクションパズル「みるみら」というゲームをリリースしました。
公式サイト :http://tetu-fs.sakura.ne.jp/mirumirror
ダウンロード:
※ダウンロードはPSVita等でアクセスするとそのままDLできるようです。
エリア2までは無料、以降は製品版(566円)という形になっています。
遊んでみて面白そうだったらご購入いただけると嬉しいです。
どんなゲームなの?
移動とジャンプ、そして反射魔法」を駆使してゴールを目指すというシンプルな内容です。
向こう岸にあるドアに入ればゴールですがこの穴はジャンプでは届きません。
そこで「反射魔法」の出番です。
横に立って、反射したいものの方を向き「反射魔法」を使うと
銀色のブロックだけが自分を中心に反対側に移動し、ゴールできるようになります。
丁寧なHowtoも用意してありますので、わからない所があれば読んでみていただければと思います。
有料のエリア3以降は?
序盤は簡単ですが、ゲームが進むとギミックも増え、パズルもアクションも難しくなり、
パズルが得意な方にも歯ごたえのある内容になっていると思います。
エリア5をクリアするとエンディングです。
各エリア10ステージなので、なんと50ステージのボリューム。
終盤はかなり難しくなっているので、ぜひクリアを目指してみて下さい。
さらにやりこみ要素として、ステージ中で穴に落ちたりトゲに当たったりしないでクリアすると
ステージセレクトやエリアセレクトに☆マークが付きます。
やりこみが好きな方はぜひ集めてみてください。
いかがだったでしょうか。
エリア2までは無料で遊べるので、PSVitaまたはPSVitaTVをお持ちの方は
ぜひダウンロードして遊んでみてください。
開発 :Team MiruMirror
公式サイト :http://tetu-fs.sakura.ne.jp/mirumirror
ダウンロード:
ユニティちゃんゲームジャムに参加しました
北海道情報専門学校にて6/14、15に開催されたユニティちゃんゲームジャムに参加しました。
ユニティちゃんゲームジャムとは
Game Jam 2014 | UNITY-CHAN! OFFICIAL WEBSITE
「2014年春に正式リリースされたユニティ・テクノロジーズ・ジャパンのマスコットキャラクターであり3DCGモデルでもある「ユニティちゃん」を使った30時間Game Jamです。」(上記サイトより)
その場で組まれたチームで、30時間以内にユニティちゃんの登場するゲームを制作します。
今回は、札幌以外にも、東京・滋賀・愛知・大阪・沖縄・福島でも開催されました。
制作
1日目
本稿筆者は都合により途中参加となりました。会場は、すでに参加者が4つのグループに分かれて、各グループでゲームの概要が決定し、制作に取りかかっている状態でした。参加者は、プログラマーの方をはじめとして、情報専門学校の生徒の方もいらっしゃいました。
筆者のグループでは、Unity 4を使用して、クイズゲームを作りました。メンバーは全員Unity初心者でした。筆者はUI・サウンド担当となりました。
Unityでは、アセット(素材)を利用して、開発にかかる時間を短縮することができます。これを利用しつつ、またインターネットで情報を得て、さらにチームメンバーと協力して、1日目の終わり頃には、UIの原型がほぼ完成しました。
自分が考えていたより早くできたような気がしましたが、この時点で15時間(半分)経過しているため気が抜けません。この後クイズやアニメーションのシステムが完成したら、それらを乗せる作業があるからです。ヒマになりかけたら、何かできることはないかと自分で考えて行動することが求められます。
2日目
2時ごろから仮眠をとり、4時頃に再開して6時頃に音楽の制作・素材集めが終わったところで、アニメーションのシステムの原型が完成しました。ところが、自分たちの作ったUI系統に乗せようとしたとたん...
見事にエラー。せっかく頑張って作ってきただけあって、精神的ダメージが大きいです。しかもこのエラー、なかなか直りません。何がおかしいのかと色々と見直してみたところ、何と、筆者(だけ)が他のメンバーと違う言語でプログラムを書いていたのが原因でした。なんとか自分の書いたプログラムを翻訳して、切り抜けます。
その後、タイトル画面の制作・結果表示などを制作したところでクイズのシステムも完成しました。この時も、うまく動作しないことが多く大変でしたが、ようやく1つのゲームとしての形が見えてきました。
しかしこの時点でもう残り時間はわずか(約3時間)となっていました。そしてこういうときに限っていろいろなバグが見つかるものです。焦らずに1つ1つバグをつぶしていき、なんとかプレー可能になった時点で時間になりました。
完成品
そうして完成したゲームがこちら
Unity-chan's Extreme Quiz Rush
Screenshots
操作はすべてマウスで行います。雑学・英単語・Unityのジャンルを選択し、クイズに連続して答えていきます。全問完走の"Normal Mode"、時間制の"Time Trial"、連続正解記録を競う"Suddendeath"の3つのモードが存在します。
問題の正解・不正解によりユニティちゃんの動きが変わります。
問題数は少ないしツッコミどころ満載...ですが、Unity初心者でもここまで作れてしまうのです。
ゲームはこちらからプレーできます。
うに部屋 - UnityRoom
タイトル画面で使用している曲はこちらで公開されています。
今回のGame Jamを通して
筆者はUnity初心者で、しかもGame Jamへの参加もはじめてでしたが、それでもゲームを1本作ることができました。さらに、開発時間が限られていることで、より効率良く動く(開発の面でも、協力すると言う面でも)にはどうすればよいかを考えるようになりました。これからゲームを作っていく上で、非常に重要な経験をしたと思います。
ちなみに、札幌会場ではOculus Riftなどの最近登場したデバイスを活用したゲームも見られました。Game Jamは、そういった新しいデバイスの使い方の例をみるよい機会だと言えます。
公式ブログで紹介
今回のGame Jamで制作したUnity-chan's Extreme Quiz Rushは、公式ブログ「Unitychan!-BLOG!」で紹介されています。札幌会場で作られた他のゲームや、別会場で制作されたゲームも紹介されています。
Written by Collapsed Plug, @collapsedplug