Kawaz広報ブログ

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Redmine まだ使ってるの? Trello 試してみるといいよ。【動画付き】

こんにちは、ぎぎねっとさんTetuさんと共に『コミュアゲ』というゲームを作っておりますハワイ長万部です。

さてさて、チーム開発と言えばオンラインレポジトリタスク管理円滑なコミュニケーションのとれるチャットツールが不可欠ですね。
『コミュアゲ』ではそれぞれ、GitHubと時々Dropbox(非エンジニア向け)、Trelloと時々GitHub IssueSlackを活用しています。

さて、その中で今回取り上げるのは Trello 。( https://trello.com/ )
『コミュアゲ』は自分にとって久々のゲーム開発ということもあって、
「 Slack の使い勝手を試してみたい」
「タスク管理ツールの Trello ってやつを試してみたい」という希望がありました。

Slack は順番前後して、結局 Kawaz全体での Hipchat からの移行が先になりましたが、
Trelloに関してはKawazのプロジェクトの中で、初めての使用になりましたね。

ちなみに導入のきっかけは、「なんとなく」です。
Jentooとかでも良かったんですけど、Jentooはアプリ版が無いので結果的にTrelloで良かったです。
逆に、こんなに使い勝手いいと思わなかったので感動です。

TrelloはRedmineとは全く異なるタスク管理ツール

まず、見てほしいのがこの見た目です。

Redmine
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Trello
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いや~、Trelloの見た目、殺風景じゃなくてステキ・・・。
……って、それを言いたいのではなく、(と言っても、UIの気楽さ、というのもTrelloでは大事な要素のひとつです)
Redmineではタスクの一覧がひとつの表(ひょう)となっていますが、
Trelloではカテゴリーがあってそこにタスクが入れられている構造になっているのがわかると思います。

また、カテゴリーのそれぞれには
「やること」「次にやること」「やってること」「終わったこと」「余裕があったらやること」「やらないこと」
と名前が付けられてることが見て取れると思います。

私はわかりやすいために日本語で付けてますが、
エンジニアの人たちは、たとえ日本人だけで仕事してようと英語を使いたがりますから、*1
「Warm」「Hot」「Doing」「Done」「Cool」「Cold」
というような名前付けしているところも多いことでしょう。

これはカンバン方式と言われているもので、
優先度に合わせて、タスクカードを移動させて、全体の進行状況を見やすくする効果があるものです。

詳しくはこちらをご覧ください。

この、一度に見ただけでプロジェクトの進行状況(加えてヤバさ)がわかるというのが
Trelloの一番の魅力だと思います。

ぎぎねっとさんはエンジニアなので「GitHub issue の方がいい」って繰り返し言ってますが、
あれで全員分のタスクを管理するとなると、一認性の面ではかなり悪いと思うんですよね。
アプリ無いですし。

アプリのあるなしは、個人的にはけっこう大事なポイントで、
Trelloのように、自分の関わるタスクカード(もしくはSubscribe設定したカード)に
変更やコメントがあった時にプッシュ通知が来る
という点も大変便利です。

一番馬鹿な使い方をするならば、
「チャット」というタスクカードを作って、
コメント機能とプッシュ通知を活かしてチャットツールとして使うことができます(笑)

もちろん、プッシュ通知でなくメール通知もあります。
(というよりメール通知がデフォルトなので、アプリをインストールしたらメール通知は設定で切った方がいいです)

タスク作成がらくらくサクサク!

RedmineGitHub issueと比べたTrelloの魅力、そこは何と言っても、
タスクの作成がサクサクできることです。

基本的にTrelloはタスク作成時にページ移動が必要ないので、
いちいちページ読み込みを待つ時間が発生しません。

サーバーにもよりますが、Kawazに関してはRedmineはやや重く、
ページ移動にかかる時間が少しイライラします。

実際にカレーを作ることをテーマにTrelloを活用した動画を作ってみましたのでご覧ください。
カレーを作ることを大きなプロジェクトに見立てて、
「にんじんを切る」「スーパーに行く」「にんじんを買う」「食器を用意する」
などと、出来るだけタスクを細かく細かく細分化していくことが、
Trello運用での重要なポイントです。

Redmineでは、「にんじんを買う」「じゃがいもを買う」「お肉を買う」をすべて
「必要な物を買い揃える」と一つのタスクとしてチケットを作ることが多いので、
Redmineに慣れているとTrelloの運用にははじめ戸惑うかもしれませんね。

Trelloの運用例 16倍速解説

曲:Yudaidhun「Battle3」 - Kawaz Compilation Vol.5 より

動画は飽きないように16倍速していますが、元は42分かかっています。
42分で作れているタスクカードの量を考えると、これがRedmineでそうそう出来ることではないと分かると思います。

特になんにも考えずに撮影を開始しましたが、
「あ、このタスクも必要か」となったときに、Twitter感覚でカンタンにタスクを追加できるので便利です。

Redmineは?

このあとに、Redmineでも撮影してみたのですが、49分かけたものの
ページ移動時間がやはりネックとなり、また、タスクの進行度の変更やコメントをすることにも
いちいちページ移動が発生するためになかなかイライラしますし、
タスク管理やコミュニケーションとして消化不良が残る感覚となりました。

編集の段階で、「あんまり書くことないな」と気付きアップをやめようかとも思いましたが、
Redmineを使ったことがない方もいらっしゃると思いますので、ほぼ無編集ですがいちおう……。
https://youtu.be/

Redmineでのタスク管理運用例 16倍速

私はもうRedmineには戻りたくないですが、
Redmineはタスク管理以外に、ロードマップやWikiを作れるという利点があり、
プロジェクト管理の総合ツールとしてみれば良さもあると思います。

まとめ

餅は餅屋、タスク管理はTrello、と言った感じで、
タスク管理だけTrelloに振ってみてもおもしろいかもしれません。

もちろん、個人のタスク管理ツールとしても使えますので、
チームで使う前に一度個人で試してみるのもいいでしょう。*2

Googleアカウントだけでアカウントが取れちゃう簡単システムですし、
一度使ってみてはいかがでしょうか? Trello、オススメです。

*1:エンジニアの生態です。覚えておきましょう。海外に業務委託することになったときラクだし、文字化けの心配ないしね

*2:個人使用のタスク管理なら Wunderlist の方が私は好きかな iOS版 Android版